上振れデッキ作成計画

そうちゃんほんますき

デッキレシピ記事【壊獣VS地縛神 二大怪獣KYOUTOU大決戦】

どうも、気が付いたらエレビッツRTAの記録を海外兄貴に抜かれててアイデンティティクライシス。それでもめげない諦めない。そのうち抜き返してドヤるまでは死ねない。ますばんばんです。

前置きが長くなりましたが先日行われた第三回SDCで使用していたデッキの紹介をば

【壊獣VS地縛神 二大怪獣KYOUTOU大決戦】

f:id:massbanban:20180925230711p:plain

 

【構築経緯】

壊獣の存在を知った時から地縛神と組ませたいと思っていた
→今年の1月ごろにクロノグラフからコカパクアプを出してアームズエイド付けて殴り倒すデッキの草案(彼岸ベース)が完成する
→EX枠余ったし悪魔族でサモソ共有できるしでトロイメアをぶち込む
→トロイメアハリサモソFWDのせいで実質【悪魔軸リンクグッドスタッフ】になる
→サモソが投獄されて構築の見直しを迫られる
エレクトラムでデッキから直接クロノグラフを起動して手札のコカパクアプを特殊召喚できることに気がつく
→彼岸が抜けて覇王を含むPモンを取り込んで現在の形に

以下個別解説



【主なカード】

地縛神 Ccapac Apu

効果モンスター
星10/闇属性/悪魔族/攻3000/守2500
「地縛神」と名のついたモンスターはフィールド上に1体しか表側表示で存在できない。
フィールド魔法カードが表側表示で存在しない場合このカードを破壊する。
相手はこのカードを攻撃対象に選択できない。
このカードは相手プレイヤーに直接攻撃できる。
また、このカードが戦闘によって相手モンスターを破壊した場合、
破壊したモンスターの元々の攻撃力分のダメージを相手ライフに与える。



このデッキの要でありフィニッシャー。俗に言われる直火焼き(戦闘破壊したモンスターの攻撃力分のバーンダメージ)効果を持っているため、容易に高火力を相手に送り付けることができる壊獣との相性の良さに着目して軸に据えて考えたところ

アームズエイド(装備先に直火焼き付与)とアンダークロックテイカー(相手の火力ダウン)と壊獣(相手に高打点送り付け)とのセットで運用して
例)相手フィールドにラディアン(送り付け)
自分フィールドにアンダークロックテイカー、
そのリンク先にアームズエイド付けたコカパクアプ
っていう盤面を作って
クロックテイカー効果でラディアンの打点を4000下げて
アームドコカパクでぶん殴って4000(戦闘ダメ)+2800×2(アームズとコカパクの直火焼き効果)で8000オーバーです対戦ありがとうございました
っていうコンボがやりたいがために組んだデッキなのでまさに要。3試合に1回出るか出ないかだけど。
3枚積むとハンドに2枚来て動けなくなることが多かったので2枚に減らし、代わりにサーチ手段として悪王アフリマを投入することで実質的な枚数はそのままに事故率をある程度軽減した。

フィールドに出す手段としては
手札に来た場合はサーチが容易なクロノグラフの効果を使って特殊召喚
墓地からは星遺物を継ぐもの、死者蘇生といった汎用カードを使用することが多い。特に星遺物を継ぐものはケルビーニと組み合わせることでフィールド魔法がない状態の地縛神の自爆(激うまギャグ)を防ぎながら蘇生できるので相性がいい。

ごくまれにラディアンとトークンをリリースしてアドバンス召喚されたりもする。

壊獣を送り付けなくてもアンダークロックテイカーとのコンボだけで5000くらいなら削り取ってくれたりするあたりはさすが神の貫禄といったところか

 

壊獣のみなさん

今回採用したのはサンダー・ザ・キング(以下サンダー)、ラディアン×2、クモグスの3種類
サンダーは起動効果持ちの3300打点。

相手フィールドに投げても妨害してこないうえ、自分フィールドに出して効果を使うことで攻撃を通しやすくなる。3回攻撃だけじゃなくてホープゼアルと同様の「モンスター、魔法、罠の効果を発動できない」効果を持っていることを知っている人はどのくらいいるんだろうか。
また、モンスターへの攻撃の補助としてのクロックテイカーとも相性◎

 

 

ラディアンは起動効果持ちの2800打点。

主にこいつがコカパクアプと死闘を自作自演繰り広げることが多い。というより種族レベルステータス効果全てがこのデッキと噛み合っているためめちゃくちゃな頻度で場に出る。このデッキの過労死枠。
トークンを生成する効果はリンク軸のこのデッキとは非常に相性が良く、相手の場に壊獣がいる際に空いているEMZ下のメインモンスターゾーンに出してトークン出してアカシック出してラディアン戻して再度特殊召喚してまたトークン出して……といった動きができるので実質トーチゴーレムみたいなところはある。最悪自分と適当な悪魔でアカシック出せるのもメリット、というよりアカシックと怪獣の相性が良すぎる。

また、自身と1チューナーでシンクロしたスカーライトの効果でトークンが殺されない(スカーライトは通常モンスターを焼けないため)のでシンクロとも相性がいい。やっぱ2800打点の攻撃制限ないトークンはおかしいって……

ちなみに守備2000以上の闇属性なのでアフリマでサーチ可能。

 

 

モグスは誘発効果持ちの2400打点。
こいつは主に自分フィールドに出してお手軽制圧に使うモンスター。何もしなければ相手の場の怪獣のほうが火力が高いが、クロックテイカーによってその弱点を克服して殴り倒すことができるため、生きるデモンズチェーンを残したまま相手にターンを回せる。
こいつのいいところは効果発動に必要な壊獣カウンターが2つであるというところ。相手の展開過程でカードが墓地に落ちるたびにKYOUTOUにカウンターが補充されるのでPデッキが相手でもなければかなり長い間モンスターの動きを封じられる。

 

 

クロノグラフ・マジシャン
ペンデュラム・効果モンスター
星6/闇属性/魔法使い族/攻2000/守1700
【Pスケール:青8/赤8】
クロノグラフ・マジシャン」のP効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分メインフェイズに発動できる。
このカードを破壊し、手札・デッキから「時読みの魔術師」1体を選び、
自分のPゾーンに置くか特殊召喚する。
【モンスター効果】
(1):自分フィールドのカードが戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
その後、手札からモンスター1体を特殊召喚できる。
(2):フィールドのこのカードを除外し、自分の手札・フィールド・墓地から、
「ペンデュラム・ドラゴン」「エクシーズ・ドラゴン」「シンクロ・ドラゴン」
フュージョン・ドラゴン」モンスターを1体ずつ除外して発動できる。
「覇王龍ズァーク」1体を融合召喚扱いとしてエクストラデッキから特殊召喚する。

 

このデッキの動きの要。以前は地縛神ともども素引きする必要があったがエレクトラムを採用したことによってPモンスター×2でサーチ→効果発動まで行けるようになったし素引きした場合に自信を素材にしてエレクトラムを出しても強い。
地縛神を引けなかったとしても手札のモンスターを展開してシンクロやリンクの足掛かりにするといった使い方も可能なので腐りにくい。

手札に握りやすく効果と打点が強力な壊獣とも相性がいいのがポイントであり、相手の場に壊獣を投げずに一方的に展開できる。特にクモグスは相手の壊獣の処理を気にせずにデモンズチェーンを張れるので相性抜群。

 

 

覇王門セット

 

ヴルム、零、無限各一枚ずつの採用

覇王門零は渓谷ヴルムからの低スケールの確保で召喚権を使わずにケプラーなどの展開札を場に出しやすくなるため安定性向上に一役買っている
覇王門無限は手札から地縛神をP召喚してドヤるのに使う。エキセントリックやクロノグラフを低スケールとして使う日が来るとは思わなかった。

両方ともサーチが容易かつヘルパトに対応している貴重な悪魔族Pモンスターであるためこのデッキではクロノグラフともども八面六臂の大活躍をする。ズァーク関係ないけど。

あと渓谷トルドーヴルムで召喚権を使わずにランク7を立てられるらしいがあまり強さを実感できない。エクストラはまだまだ弄ってもいいかなっていう感じ。

 

 

ガイドとゆかいな仲間たち

デスガイドは悪魔族を軸にするなら確実に入ってくる汎用札だし説明は……いいかな?
どちらかというとガイドで呼んでくるカードの使い分けの話のほうが主になりそう。

 

魔サイはガイドから出てきてケルビーニの素材になりながらヘルパトや地縛神を落とすのが仕事。あんまり素引きはしたくない。
隠された効果として、場にいるときに≪魔サイの戦士≫以外の悪魔族モンスターが戦闘、効果で破壊されなくなるという効果を持っている。おそらく彼岸との組み合わせが主なんだろうけどコカパクアプにも対応してないことはない。けど効果無効にならずに場に出ることはほとんどないので本当に隠された効果。フィールドない時に地縛神出すならケルビーニでいいしね。

 

 

エッジインプシザー、ハロハロ、エキセントリックデーモン(以下エキデン)

ガイドからのリクルート先候補。各々微妙に役割が違うが到達点は一緒。

エッジインプシザー
自己再生が可能なのでガイド→魔サイでケルビーニを作った後にケルビ効果で落とすという運用が主だが先に魔サイが落ちている場合はガイドから出てくることもある。
この3体の中で唯一の非Pモンスターなのでエレクトラムにはなれないのが玉にキズ。

 

エキデンとハロハロの違いはチューナーか否かという点だけ。
アームズエイドに繋ぐうえで、

バルブなど汎用1チューナーとシンクロできるエキデン、

場に残りがちなケプラーとシンクロできるハロハロ、といった感じでうまく使い分けると吉。
素引きした場合もエキデンは言わずもがな汎用除去として使えばいいし、ハロハロはこのデッキに不足しがちな低スケールであるという点で腐りにくい。


DD出張セット
ケプラー×2 地獄門×1 ラミア×1 の採用。
ケプラーはPモンであるためエレクトラムの素材になることができ、かつレベル1なので初動で大きく動けないときにも
通常召喚→地獄門サーチ→リンクリ と手札を減らさずに最低限の防御を敷くことができる。また壊獣とも好相性で、自身とラミアでアカシックマジシャンを出すことで押し付けた壊獣を回収できるのも強い。

地獄門は素引きしても問題ないしむしろおいしい。ラミアは素引きしたら手札コストにしてあげましょうね。


デストルドー

雑に強いカード。クロノグラフと組み合わせて1チューナーの代わりにすると強い。
ライフの削りすぎには要注意。命は投げ捨てるもの

 

魔法カードについてはモンスターのサポートとして前述したものが多いのであまり詳しく書くつもりはないです。
枚数の微妙な調整くらいですかね

 

デッキ名にもなっているKYOUTOUウォーターフロントだが残念ながらガン積みではなく2枚採用に留めた。
その理由は2つあり、
テラフォと盆の存在で容易にサーチおよび使い分けができるというのが1つめ。
竜の渓谷を2枚入れているためこれ以上増やすと手札にフィールド魔法がだぶつきやすくなってしまうことが2つめ。

もともとフィールドはKYOUTOUだけだったので
KYOUTOU3テラフォ1の合計4枚体制は
KYOUTOU2テラフォ1盆1の4枚体制と変わらないし。


竜の渓谷。
トルドーヴルム用。制限になったら泣く。



エクストラデッキについて

レモンスカーライトおよびアビス
1チューナー+7(ラディアン、覇王門)から出ることが多い。個人的には1チューナーが入って8シンクロができるデッキならスカーライトはアビスともども入れない理由がないと思っている。
ラディアンの欄で話した通りこのデッキとはめちゃくちゃ相性がいい。アビスのチューナー蘇生がちょっと活かしにくいのが玉にキズか。


アカシックマジシャン
壊獣出ましたね?アカシックで回収しまーす^^

種族が統一されているこのデッキにおいては出すのが簡単なリンクモンスター。
万能除去カードの壊獣を再利用できるのは普通に強い。

エレクトラ
このデッキの要。実質クロノグラフサーチ+展開+おまけの1ドローは強すぎる。
エッジインプシザーやジェットシンクロン、トロイメアなど何かと手札コストがかさむ中での1ドローはありがたい。主にヴルム+何かで出てくることが多い。

 

アンダークロックテイカ
火力馬鹿と相性がいい汎用リンク。
リンク先に地縛神などの高火力を置かないと旨味が半減してしまうのでかなり頭を使う。ラディアントークンを素材にできないのはマイナスポイント。

覇王スターヴ、メテオバースト、ビッグ・アイ

あんま使わないからヴァレル何とかドラゴンとかにしてもいいんじゃないかな(てきとう)

 

とまぁこんなところですかね。地縛神を握っても強く、握らなくても強いデッキを目指して作ってそこそこうまくいったのでかなり満足しています。

ちなみにデッキ名の元ネタは魔法少女育成計画ドラマCD付属短編「二大怪獣 夢の国大決戦」および同作品の2016スクールカレンダー8月分「二大怪獣大決戦」

そのわりにスリーブはルーラじゃなくてクラムベリーなのはご愛嬌ってことでひとつ。